花燃ゆ！人生がつまらんのは､お前がつまらんからじゃ〜！

人生がつまらんのは､お前がつまらんからじゃ〜と
久坂玄瑞(東出昌大)に言われて落ち込む高杉晋作でしたが
颯爽と現れた高杉晋作(高良健吾)がカッコよかったですね｡
｢花燃ゆ｣もスタートから2ヶ月経ちました･･･

評判を聞いたり､視聴率情報を見ると｢あまり芳しくない｣ようです｡
出演の井上真央､伊勢谷友介､大沢たかお､東出昌大､高良健吾､
原田泰造､奥田瑛二､優香､檀ふみ､長塚京三､北大路欣也と
若い人からベテランまで揃えた意欲作ですが､なぜかイマイチ･･･｡

でも｢花燃ゆ｣は面白い！

１回目：｢人むすぶ妹｣｡杉文(山田萌々)が可愛かった｡
２回目：｢波乱の恋文｣｡寿(優香)の花嫁姿がキレイでした｡(破談でしたが)
３回目：｢ついてない男｣｡東出昌太と大沢たかおの演技がイマイチ？
４回目：｢生きてつかあさい｣｡杉百合之助(長塚京三)と杉梅太郎(原田泰造)はうまい｡
５回目：｢志の果て｣｡金子ツル(麻生祐未)がいい感じで出て来ました｡
６回目：｢女囚の秘密｣｡高須久子(井川遥)が美しい｡松陰が愛した唯一の女性です｡
７回目：｢放たれる寅｣｡野山獄にはユニークないい人ばかりいました｡
８回目：｢熱血先生､誕生｣｡タイトルが何だか変ですが､いよいよ松下村塾の始まりです｡
９回目：｢高杉晋作､参上｣｡高良健吾が物語を面白く､してくれます？

冒頭の｢人生がつまらんのは､お前がつまらんからじゃ〜｣はいいセリフですね｡
10回目も高杉晋作の高良健吾が面白そうですね｡
劇団ひとりの伊藤博文はどうでしょうか､芝居は上手いです｡

｢花燃ゆ｣か｢松下村塾｣か？

幕末の長州は松下村塾を基に明治を興した有名人が多数います｡
吉田松陰(伊勢谷友介)は30歳で亡くなっていますが
妹の文(井上真央)は79歳まで生きているため
松下村塾にゆかりのある人物の語り部としてはちょうどいいかもしれません｡

松下村塾の四天王と言われたのは高杉晋作､久坂玄瑞､吉田稔麿(としまろ)､入江九一｡
知名度から言えば高杉晋作､久坂玄瑞でしょうか？

しかし塾には他にも伊藤博文や山県有朋､野村靖､品川弥二郎､山田顕義がいます｡
桂小五郎や長州勢だけでも幾つも物語が出ています｡

乃木希典は吉田松陰より20歳年下でしたが松陰に憧れ､
玉木文之進(奥田瑛二)に師事し､乃木将軍と言われるまでになりました｡
とにかく明治は長州が造ったという感じがします｡

｢花燃ゆ｣はどこへ行く？

文(井上真央)は79歳まで生きたのですが･･･
文は14歳で久坂玄瑞と結婚し､久坂が禁門の変で自害するまで
結婚生活は7年ですが､久坂は尊皇攘夷運動で､ほとんど江戸や京都にいました｡
久坂が追い詰められて自害したとき文は21歳です｡

しかも文が16歳の時には､兄の松陰は井伊直弼の安政の大獄で処刑されています｡
若くして後家になった文は毛利家へ侍女として入り､長く仕えたようです｡
その後､姉の寿が病死したため､後添えとして40歳で伊之介(大沢たかお)へ嫁ぎ
明治から大正へと伊之介(後年の楫取素彦)の出世と共に穏やかな人生を送ったようです｡
30年以上経って､初恋の人と結ばれた･･･いい話ですね｡

歴史的に見ると､大河ドラマのように､文が松下村塾で頑張っていたのは
15〜6歳｡花燃ゆは放送2ヶ月が経過しましたが
このあと､結婚､松陰の死､久坂玄瑞の死と続きますが
物語はどこへ向かうのでしょうか？暗くなるといやですね｡

尊皇の志士たちは江戸･京都と飛び回ります｡
萩の文の物語はこれから何を伝えていくのか
そういう意味では期待が膨らみます｡

幕末がドラマチックで面白いのは
長州と薩摩と土佐が尊皇攘夷にかかわり
龍馬や西鄕や高杉､木戸が暗躍し
天皇と幕府､各地の大名が生き残りをかけて戦う
江戸から明治維新が盛り上がるわけですが

文が中心になって｢花燃ゆ｣はなにを伝えてくれるでしょうか？
｢花燃ゆがつまらんのは､話しがつまらんからじゃ〜｣
などと叫ばれないよう､今後に期待したいです｡

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