マッサン失業中！第６話｢情けは人のためならず｣の意味は？

情けはひとのためならず

第６話､マッサンが､とうとう失業してしまいましたね｡
｢情けはひとのためならず｣と､古いことわざのタイトルですが
諺の意味は､人を助けたり情をかけていれば､いつか自分に返ってくる｡
最近では使わない言葉ですが､大正･昭和の頃はこういう諺をよく使い､
優しさや人情など､人としての道を説く事が多かったようです｡

マッサン(玉山鉄二)は大作(西川きよし)の会社を首になりましたが
男と男が義理人情を通す世界でしたね｡
マッサンには優子(相武紗季)の結婚は邪魔できない理由がありました｡
マッサンとしても優子が早く結婚してくれなきゃ
エリーと安心して暮らせないですよね｡

やっと株主総会はうまく言ったかに見えたのですが
とんだどんでん返しが待っていました｡
でも､マッサンもこれまでのことを考えると
留学させてもらい､イギリスから嫁さんまで連れて帰り
とりあえず回りからも祝福されていたのですが
ここで､失業という厳しい試練が待っていました。

今週は｢情けは人のためならず｣の謎解きが始まりますが
マッサンの人生にとっては､失業も必要なことだと思います｡
失業して見えてくるものがきっとあります｡

エリーの強い愛と支えがあれば
なんでも乗り越えられます｡

６話｢情けは人のためならず｣
５話｢内助の功｣
４話｢破れ鍋に綴じ蓋｣
３話｢住めば都｣
２話｢災い転じて福となす｣
１話｢鬼の目にも涙｣

マッサン！5話｢内助の功｣視聴率

マッサン第5話の平均視聴率も20.％(関東地区:ビデオリサーチ調べ)｡
20.0％という事ですが､頑張らねば今週は20％を切るかも知れませんね｡
理由は放送日が1日少ないから､いい方へも悪い方へも影響が大きい。
なんとなく､微妙に視聴率が下がっている気がします｡
先週は株主総会とか､会社がらみがあったからかも知れませんが
あまり口コミに影響しそうな内容でもなかったから･･･かも。

今週はマッサン失業でちょっと暗い感じ･･･
しかし､エリーがなりふり構わず生活のために頑張る！
そんな週後半で一気に盛り返す事を期待しましょう｡

第6話｢情けは人のためならず｣

マッサンを見ていると大阪は人情に厚いという雰囲気がよく分かりますね。
キャサリン(濱田マリ)や食堂の店主(及川いぞう)など
名脇役の演技がそのあたりの情景を醸し出しています｡

借家住まいで家の外に井戸があった時代です｡
それこそ､向こう三軒両隣と言った時代だと思いますが
太平洋戦争までは日本の庶民は皆､清く貧しく美しくの時代。

まさに人と人との関係で生きていたような気がします｡
情けは人のためならず｡
どんな情けが待っているか楽しみですね｡

エリーとスコットランド

｢リタとマッサン｣というタイトルの小説があります(リタ=エリー)｡
作者は植松三十里(うえまつ みどり)という方ですが
女性の作者なので､リタについての細やかな感情の動きや
スコットランドでのマッサンの日本人らしい男をうまく表現しています｡

写真で見るリタは丸いメガネをかけたインテリという感じで
カラダもそんなに強くなかったと書いてありますが
英国で､しかも当時の東洋人との結婚には大きな勇気が必要だったと思います｡
さらに駆け落ちですから･･･リタは強い意志の持ち主だったんですね｡

リタはお医者さんのお嬢さんで大きな屋敷に住んでいました。
妹が学校で知り合ったマッサンを自宅へ招き､リタと知り合う｡
クリスマスケーキに埋め込んだ指ぬきと銀貨をリタとマッサンが引き当て
運命的な出会いを感じたリタが､愛を育てますが､当時の英国での二人は
全ての人から反対され､リタは家出までしてマッサンの元へ走った･･･
駆け落ちなど､当時の日本の女性には考えられない行動だった筈です｡

こうして出会った二人が日本へやって来たのです。
スコットランドの家族に反対され､マッサンのお母さんにも反対されました｡
マッサンとリタは誰にも負けない強い絆で結ばれていたことと思います｡

｢失業なんて平気､夢のためなら苦労もいとわない｣
そんな逞しい二人だから､きっと希望の光がさすはずです｡

　ー　☆　ー　☆　ー　☆　ー

Tweet

[`livedoor` not found]